薄桃色にけぶっていた桜も、あっという間に葉桜になってしまいました。
長い人で9連休の人もあったというゴールデンウイーク、
皆様、いかが過ごされたでしょうか?
私といえば、娘が4月28日、まさにこれから休み!というその時に、
38度の熱を出し、娘がようやく治ってきたかな、
と思ったら、今度は、私が39度でダウン。
自分の体がつらいのに、子供は容赦いたしません。
これが食べたい、これで遊んでと、
助けて~、育児ノイローゼになっちゃうよ~って感じでした。
後半の最終日、5月6日に、やっと二千畳で、
親鸞聖人のお話を聞かせていただきました。
連休中なのに、出てきてくれた保育士さんにも、感謝!です。
毎回、思うことですが、子供を誰かに預けて、
自分のために何かをする時間ができるってことは、
本当に有り難い。
育児ノイローゼのいちばんの解消法と感じます。
さて、この日は、仏教の根幹の因果の道理について、
非常に詳しくお聞きしました。
因果の道理とは、原因と結果についての真理。
畳の縁につまづいたとか、髪の毛一本抜けたとか、
どんな小さな結果にも原因がある。
原因なしに起きる結果は、万に一つ、億に一つもない、ということです。
中でも私たちが最も知りたいのが、自分の運命。
(仏教では、本当は運命とはいわずに、禍福というそうです)
それは、
善因善果 善いタネまけば、善い結果が起きる
悪因悪果 悪いタネまけば、悪い結果が引き起こる
自因自果 自分のまいたタネは、自分で刈り取らねばならない
という法則で、現れると説かれています。
つい最近、高速バスの運転手が居眠りして、7人が亡くなった事故が
ありましたよね。
この事件なんか、運転手が原因で、死傷したように思うので、
他因自果なんじゃないかと思えるんですが、
これも例外じゃないとお聞きしました。
45人のバスの乗客のうち、2人は無傷だった。
死んだ人もいるし、ケガの状態も皆、違う。
座る場所によって生死が別れた。
その場所へ、その人はなぜ座ったのか。
結果が違うということは、原因が違う。
もし、運転手が原因ならば、結果は同じになるはず。
その場所へ座り、そのような結果を受けたのは、
その人その人のタネマキによるのだと教えていただきました。
それは、過去世からのその人の行為、業によるのだそうです。
お釈迦さまは、
「汝ら、過去の因を知らんと欲すれば現在の果を見よ。
未来の果を知らんと欲すれば現在の因を見よ」
と説かれています。現在受けている結果を知れば、
一切の過去の因が分かる。
現在どんなタネマキしているかが分かれば、
未来どんな結果を受けるかも分かる。
現在に、過去も未来も皆、収まるということです。
何という、スケールの教えでしょう!!
さて、運転手は悪くないのかというと、そうではなく、
「悪縁」だった。
ちょうど、米ができるには、
モミダネという「因」に、太陽の光や水、土などの「縁」が
結びついて、米という「果」ができるように、
因だけでは、結果は起きない。
因と縁が結びついて結果が起きる。
運転手という「悪縁」と、その人自身の因が
結びついて、それぞれが、そのような結果を受けたのだと
分かりました。
仏教って、なんと精緻な教えでしょうか。
育児ノイローゼの特効薬、どころでない、
全人類の苦悩の根元を除く、深さの知れぬ深い教えと
またまた知らされた一日でした。